浄化槽のリアル。
我が家は、下水が通っていません。
そういう場合は、トイレをぼっとん式にして、生活排水を垂れ流しするか、浄化槽を入れるかのどちらかです。(地面浸透もあり)
前者だと匂いも気になるし、浄化槽設置に補助金も出るので、満場一致で浄化槽を設置しました。因みに、浄化槽の大きさは延べ床面積で決まります。使っていない2階を入れた延べ床面積200平米の我が家は、3人暮らしなのに7人用の浄化槽設置となりました。
用途によって異なりますが、住宅の場合の基準は、延べ床面積130平米がラインです。
そして、住んでみてわかったこと。
メンテナンスや検査費用が高い!
メンテナンス費用は、汲み取り料として年1回で30000〜40000円ほど。
浄化槽点検が年4回あり計14000円。
ブロアポンプの電気代が1年で1万円弱。
年間6〜7万かかる計算です。
我が家は設置にも、かなり費やしました。
以前に記したように、リノベ計画⑤排水工事 - 古家買って、トンカチ。無農薬で米作り。里道と呼ばれる道路に配管を埋める工事と、浄化槽の設置工事、そして浄化槽の購入で、150万くらい。自治体からの補助金は40万円でした。
工事予算の2割は占める設備!生活できる最低限の工事としては、割くことはできません。
さらに言えば、でかい。
3メートルくらいあります。
それでも、垂れ流しよりは良かったと思っています。
田舎では、下水がない場合が殆どです。
特に気になるトイレ事情は、世の中に4種類。
1.完全水洗トイレ→世の中の殆どコレ。水流で下水に流すか、浄化槽へ流します。
2.ぼっとん式トイレ→汚物を便槽タンクに溜め、蓋をする。
3.簡易水洗トイレ→ぼっとん式に、水流トイレを置いた状態。汚物を便槽タンクへ溜め、水圧が蓋がわりになる。
4コンポストトイレ→排泄物を肥料に変える仕組みのトイレ。山小屋など。
古家購入で、"排水とトイレ"は、リフォーム費用に関わる重要ポイントです。