エピローグ
はじめまして。
都市部へ電車で1時間弱、ほどよい地方に、農業を営む夫と、よちよち歩く娘の三人で暮らしてます。
ようやく、自分たちの身丈にあったマイホームが手に入りそうなので、完成までの徒然記録です。
「古家をリノベーション」「田舎暮らし」
テレビや雑誌では、よく見かけますが、
古家をみつける、是、至難です。
例えると、ヴィンテージのジーパン探し。
アンティークの家具探し。
好きなデザインか、自分に合うか、
リペアして使えるか、払える価格か。
家となると、家族の意見や暮らしの条件も大事です。
夫婦で探しながら、暮らしのイメージの話し合いも沢山しました。
エピローグは、古家探しの難点について。
難点は大きく３つありました。
1.物件がない。
2.あっても、何かが違う。
3.優良物件は取り合い。
1.物件がない！
→古家は、建売に比べて物件数が少ない。
「古民家で暮らす」的な本を読むと、
空き家バンクや、田舎暮らしを専門に扱う不動産などから探す。
移住を誘致している自治体からの紹介を受ける。
さらには、『歩いていて、良さそうな空き家を見つけ、売り主に交渉する』と記されているんですが、、、。『連絡ください』カードを作りかけましたが、、。
ちなみに、ネット検索だと、
◼️空き家バンク homesとも提携
◼️田舎暮らしネット
◼️家いちば
なんかが有名です。
なかでも、空き家バンクは物件数も多いです。
田舎暮らしを専門にしてる不動産は、価格が高かったり、写真は素敵やけど、実物が微妙やったり。
エコビジネスに似てますね。
それでも、物件数は少ない！世の中の空き家は、まだまだあるはずなのに。
2.あっても、なにかが違う！
見に行った物件は、5年間で20件くらいだったと思います。
事故物件、隣とやたら近い、山奥、田舎物件やのに高い、等々
◼️敷地が広いのに、隣とやたら近い。
これは古家物件あるあるなんですが、昔は兄弟で近くに家を建てるのが常だったのです。
だから世代交代が進んで、ひと家族が空き家になり、売り出されます。
それが、他人からしたら、やたら近くに家がある様に思えます。
そして近い隣家は、売り主さんのご親戚。
◼️価格設定がおかしい。
地元密着型提示板でみつけた、田舎物件は、高かった！
駅から車で３０分以上、限界集落っぽいけど、雰囲気がよい平屋でした。
売り主さんいわく「価格はなんぼでも、人でみる」
駅から遠くても、価格が安いならなんとかなる、これは期待できる！
それで、何回か見に行って夢を膨らましていたのですが、売り主知人の宅建保持者から連絡がきて提示された価格が相場の倍以上！
「結局、お金やん！人ちゃうやん」
このときの徒労感といったら、、、。
◼️山奥、または山
いい物件が無さすぎて、今ネットに出てる物件をとりあえず見に行ったこともあります。
私達が良く見る不動産のホームページは、大まかな場所しか載ってません。
でも不動産に問い合わせするほどの話でもない。
そういうときは、写真を見てGooglemapで探します。
写真をみて、屋根の形状(北流れ、寄棟とか)や接面道路を参考に航空写真でめぼしをつけ、最終的にストリートビューでみつけます。
これ私好きな作業。
似たゲームに一時期はまったので(GeoGuessr、舞台が世界で楽しい)
でも、これが実際見に行くと、思ってたより山奥やったり集落が山。土砂崩れしそうとか。あとは雰囲気がなんとなく悪いとか。
3.優良物件は取り合い。
「あの物件が良かったのになー」そういう経験が二度ほどありました。夫は価格や間取り等を覚えていて、たまに話にでてきます。
いいかもと思っても、問い合わせしたら、既に順番待ち、成約済みになるんです。
夫は、趣味が物件調査じゃないかと思うくらい毎日物件を探していました。ドラクエもモンハンもやりません。いつも画面がniffy 不動産(一番網羅しているらしい)でした。
私は毎回見るのが面倒なので、ウェブチェッカーに不動産や空き家バンクを登録して、更新されればメールがくるようにしていました。
それでも、同じような人たちがいるんです！
ある自治体の空き家バンクで内見に行った時、「実は来週に、探してはる場所で新しい物件がでるよ」と言われたので、ひたすら待機をしていました。
(更新されたか15分ごとにチェックしてくれる)
メールがきたと同時に物件番号をメモして電話をしたら、既に問い合わせあり、なんと３人目！
思わず、えー！！と叫んでしまいました。
私みたいな人が世の中に２人以上いて、私よりもマメにチェックしてる人が２人いるってこと！
結局、順番が回ってきたけど、なんか違うで辞めたんですが、、、。
以上が、この数年間の古家探しで感じたことです。
ゆるく、更新していきます。
田舎暮らしに関する本棚↓
里山資本主義
有名な本ですね。読みやすいです。
